八戸市の注文住宅工務店ガイド

こだわるなら知っておきたい、防音に関するアレコレ

防音にこだわる前に、まずは防音の目的や防音レベルをはっきりさせる

外から聞こえる騒音を軽減したい、または自分たちのプライベートな空間での会話や音などを外から聞かれたくないなどのときは、周辺環境にもよりますが、一般的な防音材を壁の内側に入れれば事足りることがあります。しかし、「家の中の音を他の部屋に響かせない」という希望が出てきた時、また事情が変わってきます。例えば「趣味の楽器を気兼ねなく演奏できる防音のスタジオを作りたい」といった場合は、それ専用の部屋を用意しなければなりません。
家の外に音を漏れないようにしても、部屋から漏れる音で他の部屋の人に迷惑がかかってしまいますから。

防音へのこだわりは理想と現実のせめぎあい

防音にこだわること自体は悪いことではありませんが、こだわりすぎるとお金がかかりますし、狭くなったりと家の使い勝手が悪くなる可能性もあります。
隣室の音が聞こえないことが原因で、重大な事故が発生するおそれまであるのです。
これは、「何を諦めるか」を自分で決めることと同じことです。
防音に回すお金を住宅の他の性能の部分に使うことで、より良い住宅にできるかもしれません。
防音性自体は防音材などであとからでも向上させることができます。
「自分のニーズ」をしっかり見極めて、自分にとって不自由ない防音性とは何かを考えることが大事です。